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乳がんを正確に判別-学術サイトbiologyで論文公開

ドッグラボのがん探知犬育成センター「セントシュガージャパン」で訓練されたがん探知犬と日本医科大学との研究での乳がんを発見する研究論文が、欧州の学術サイト「biology」で公開されました。

この研究は、がん探知犬を使用して、揮発性有機化合物の指紋によって尿サンプルを乳がんのスクリーニングに使用できるかどうかを評価することを目的とした研究です。

組織学的に原発性乳がんと診断された患者、非乳がん患者、および健康なボランティアから尿サンプルを採取し、二重盲検試験を実施しました。

結果、乳がん患者の尿サンプルから乳がんを正確に検出することができました。

これらの結果は、乳がんの診断において犬の嗅覚を使用して尿サンプルから乳がんを検出する方法の実現可能性を示しています。
乳がん患者の尿サンプルから乳がんを正確に検出した結果が示され、がん検診用のセンサー開発に向け期待がさらに高まる事となりました。

研究内容は、日本医科大学との研究で、犬種は、ラブラドール・レトリバー。
実験は、乳がん患者40人、乳がん以外の患者142人、健常者18人の尿サンプルで行われ、40回の二重盲検試験(研究者やトレーナーが正解を知らない試験)で、40回とも乳がん患者のサンプルを嗅ぎ分けました。

この研究は、「乳がん特有のにおい物質があるか」とする仮説を検証するもので、物質の同定により医療用の電子センサーを開発する予備研究と位置付けています。

今回の研究のポイント「がん全体ではなく、乳がんに限定して判別できたこと」です。

今後も他の種類のがんについても大学と研究を進めて行く予定です。

研究論文サイト

 

yahooニュース6/18掲載

房日新聞6/18掲載

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